豪雨の後片付けは大変です
豪雨の後片付けは大変です
今回の大雨で被災された地域、皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そして一気に梅雨明け。
うだるような猛暑!
後片付けに追われて、蒸し暑さと疲れでクタクタになっている方も多いと思います。
くれぐれも熱中症には気をつけて作業を進めてください。
ここで意外と落ちにくい
(特に洪水の後の泥は、きめが細かく落ちにくいのです)
泥汚れのとり方について書きたいと思います。
まず、
泥汚れは、衣類の素材の奥にある繊維に絡みついている状態のため、洗剤でも浮きにくく、水にも溶けることがありません。
つまり、普通の汚れなら、水に溶けたり、洗剤に浮いたりするのですが、泥汚れには洗剤は効果が薄く、水も水流が強くなければ動かすこともできないので、普通に洗っただけでは落ちないという事態になってしまうのです。
そこで、
泥は濡れると繊維の奥まで入り込んでしまいますが、乾かすことで浮き上がる習性があります。そのため、意外な方法ですが、まずは泥が付いた洗濯物を干して乾かしましょう!
乾いたあとはブラシでこすったり、手ではたいたりして、泥や砂を落とします。
それでもダメな場合、
洗濯洗剤に浸け置き(この時に洗剤のアルカリ成分によって泥の脂分が起き上がりやすくなります)の後、普通に洗ってみてください。
ただし、つけおき洗いは洗剤が染料にも作用するので、移染(色移り)のリスクが非常に高くなるため、色の濃いものやプリントのものは特に気をつけて選別して洗ってください。
どちらの場合もその後は普通に洗濯してください。
それでも、それでもダメな時は?
ここまでやってダメなら、
近所で評判の良いクリーニング屋さんに相談してくださいね。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。