ちょっと本気で困っています。
ちょっと本気で困っています。
書いてもいいのかな?
と、ちょっと迷いましたが、
2回目です。
「匂い付き柔軟剤、洗剤」
あえて「香り」じゃなくて「匂い」と書いときます。
大流行りですね!
ちょっとここで、以前書いたブログ
「柔軟剤は柔軟剤なんです!」
を読んでみてください。
>「柔軟剤は柔軟剤なんです!」>QBlog-20170307-1]]
世間はこのブログを書いた頃より進んで、アメリカではあるアレルギー外来の病院では、匂い付き柔軟剤を使っている人は建物そのものの中に入れてもらえないそうです。
この臭いのメカニズムは、
目に見えない小さなカプセルの中に、匂いを閉じ込めて人間が動くたびにそのカプセルがはじけて匂いを出すというシステムです。
だから、いつまでも匂いが持続するのです。
ところが困ったことに、この柔軟剤や芳香剤を大量につけた品物がクリーニングに出ると、クリーニング処理中にそのカプセルがはじけてにおいが出て、他の品物に移ってしまうという現象が起こるんです。
昔ながらの香水は意外と他の服には移りにくいんですよ。
そうなると原因の品物を取り除いてもう一度洗い直すという作業が増えてしまいます。
こういうことが頻繁に起こるようになってしまいました。
クリーニング店はどちらかというと付着した臭いを取る、という作業をする場所なのでほかの匂いがついてしまう、というのは非常に困ったことなんです。
あまりに強く匂いがついている品物はお断りすることも今後考えなくてはいけなくなるのかな?とも、考えてしまいます。
最近は、お預かりする品物の中で、手触りでもわかるほど(クリーニングのプロだからこそわかるんです)柔軟剤の使いすぎが明らかな品物も少なからず見受けられます。
柔軟剤の使いすぎは、
かえって汚れを呼び込む作用もあって、白いものが黒ずんできたりします。
と、良いことはひとつもありません。
日本の行政は非常に優しいので
「直ちに人体に悪影響はない」
という言い方で規制はかけていません。
微妙な言い回しですね(^^;
巷でこれだけ流行っていて、
お好きな方が大勢いらっしゃるものを使うな、
とは、とても言えた立場ではありませんが、
あるアンケート結果で
[あの匂いが苦手]
という人は33,9%
[気になる]
という人を含めると62.4%
嫌いというところまではいかないが、気になるなあ、という人が世の中の2/3いらっしゃるということです。
ーーあくまでも自然な香りになるようにーー
特に今の衣替えの時期は、
普段ご家庭で洗濯されている夏物が、しまい洗いとして私たちクリーニング店にやってきます。
ですから、余計に気になります。
と、柔軟剤の使い方に注意が必要なことは分かっていただけたかな?と思います。
せめて毎回計量して、使用量が増えないようにしてくださいね!
これについては、
書きたいこと、思いは山ほどあり、文章が支離滅裂になってしまいましたが、
今日はこの辺にしときます(笑)
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。