だってネットに書いてあったもん!
だってネットに書いてあったもん!
これは、クリーニング屋さんあるあるだと思います。
店頭で、
この(マジック)(ボールペン)(インク)(ペンキ)のシミ取れますか?
この油汚れ(シミ)取れますか?
と、ご来店されます。
品物を拝見すると、ほとんどの場合シミの周りが白っぽくなっています。
例えば
また、
ご自分で何か努力しはりました?
と質問すると、
ほぼ必ずこうおっしゃいます。
「はい。ネット検索したら書いてあったワイドハイターや重曹をつけたんやけど、全然落ちひんから持って来ました。」
「ちょっとゴシゴシしました。ちょっとです。」
Σ(*ノ´>ω<。`)ノ アチャーまたか!
って思いますわ💦
本当に、ボールペンの染み抜き、とかキーワード入れたのかな?
私はプロのクリーニング屋なんで、そういう検索をしたことがないのでわかりませんが、
ワイドハイター等の酸素系漂白剤では、ボールペンや油汚れ等の油性のシミは取れませんよ!
たまーーーに、まぐれで取れることはあるかもしれませんが、そもそも原理が違います。
酸素系漂白剤の効果が最も高いのは、衿や脇の汗などの黄ばみ、一部の食べこぼしです。
また、重曹はその効果を高める[助剤]です。
悪いことは言いませんから、
ボールペンやインクのシミは
お近くの評判の良いクリーニング店にお任せください。
結局安くつきますよ(^▽^・)
ボールペンやインクなどの油性のシミ抜きの方法は、次回以降のお楽しみ、
ということでƪ(‾ε‾“)ʃ
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。