昔とった杵柄?
昔とった杵柄?
先日、ディーラーでの無料点検(要は車検の時にモタモタしないようにするための準備)で、
「後ろのブレーキパッドの残りがあと2㎜しかなく、車検が通りません。」
と指摘されてしまいました。
9万㎞ちょっと走って残り2㎜だからあと1万㎞は十分走れるんだろうけど、保安基準(確か4㎜以上だったかな)だから仕方ありませんよね(。•́ω•̀。)
見積もりしてもらうと、
部品代と工賃合わせて1万円ちょっとかかるとのこと\(◎o◎)/!
こんな時のために(どんな時やねん笑)
部品は以前から買って置いてあったので(なんでそんなもんがあるねん笑)、
それなら、ということで、
元自動車整備士の経験(プロフィール参照)を生かして自分で交換することにします。
では、お店の休みを利用して、早速。
ジャッキアップする前にホイールナット少し緩めておきます。
安物のジャッキですがこれで十分役立ちます。
ポイントに合わせて、ジャッキアップします。
フロントに比べてリアは軽いので作業は楽です。
馬(リジットラック)の代わりに車載ジャッキで万が一のための安全確保(これ大事)。
タイヤが外れました。
レンチを使って、ブレーキキャリパーを外していきます。
古いブレーキパッドを外します。
新旧比較。
新品のブレーキパッドを組み付けた状態。
ブレーキパッドの摩耗につれてピストンが飛び出てくるので、このままでは新品のブレーキパッドを付けた状態で組み付けられません。
ハンマーのヘッドを使って、てこの原理でこじるようにしてピストンを元に戻します。
この時、ブレーキのマスターシリンダー(エンジンルームにあります)のリザーブタンクにピストンで押し戻されたブレーキフルードが帰ってくるので溢れないように注意します。
ブレーキフルードは🚗の塗装を侵すことがあるんですよ!
軍手をしていてもブレーキダストはとても細かいので、いつの間にか手が真っ黒。
せっかくホイールを外したのだから、裏側まで綺麗に洗ってあげましょう。
元通りホイールを組み付けたら油圧バルブをゆっくり緩めてジャッキーダウン。
ホイールナットをしっかり増し締めして作業完了。
今回はブレーキパッドの摩耗が早めに分かったことでバンドの交換のみで済みました。
でも、このまま摩耗が進んで鉄板同士が当たってしまうと、ブレーキディスクローターの交換など非常に高い修理代になったと思います。
衣服も同じで、
早め早めにメンテナンスしておくと、染み抜き代など余分な費用がかからずに、クリーニング代だけで済む場合がほとんどですよ。
整備士の現役時代なら朝飯前の作業でしたが、ホイールの脱着にもモタモタし、ボルト1本緩めるのにも苦労したりして20数年の歳月の隔たりを体で感じました。
明日は筋肉痛必至です(笑)
車いじりの大好きなクリーニング屋さんです(^-^)
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。