「油性ボールペンのシミ抜きは可能ですか？」とお問い合わせがありました。
「油性ボールペンのシミ抜きは可能ですか？」とお問い合わせがありました。
ホームページのお問い合わせフォームから、
下記のお問い合わせがありました。
お名前 : ＊＊＊ ＊＊＊様
メールアドレス : ＊＊＊＊＊＊＊＊@yahoo.co.jp
お電話番号 : 080＊＊＊＊＊＊＊＊
内容 : 医療白衣のケーシー（白）で、油性ボールペンのシミ抜きは可能ですか？
漂白剤でシミ抜きしましたがちょっと薄くなったぐらいです。
フォームURL
https://xn--pckc4fxfwbyc0682cu3dwuuj3n.com/index.php?info
以上
ーーー○ーーー○ーーー○ーーー○ーーー○ーーー○ーーー
とお問い合わせをいただきました。
こんな感じでしょうか？
ありがとうございます。
これ、非常にお問い合わせが多いので、ブログにも書くことにします。
早速ボールペンの染み抜きですが
ボールペンのインクは書いていただいている通り油性なので、
残念ながら、漂白剤で除去することはできません。
ただ一口にボールペンのインクと言ってもたくさんの種類があるため一概にはお答え出来ませんが、
クリーニング店のいう「油性処理」をしなければ取れません。
油性処理とは、
一般的には溶剤を使用して油性のシミをを溶かし出していく方法です。
分かりやすい所ではアルコールなどを使います。
ご家庭でこれをやるのは非常に難しく、すぐ輪じみになりやすいです。
また、ゲルインクと呼ばれる種類のインクは、クリーニング店でも非常にとりにくく相当手間がかかります。
ただ一つだけお試しいただきたいのは、
台所用中性洗剤をシミの部分に直接塗りつけて、ほんの少し時間を置いてから、いつも通り洗ってみてください。
台所用中性洗剤は油汚れにとても強いので、これで取れることがあります。
この方法でダメなら、
ご自分で取ろうとせずにお近くの評判の良い個人のクリーニング店についたボールペンを白衣と一緒に見せて、シミ抜きをご依頼される方が結局早いと思います。
ちなみに酸素系漂白剤は汗や食べこぼしなどの黄ばみにはとても有効ですが、今回のようなインクやペンキには向きません。
漂白剤の濃度を上げても生地や色柄を傷めるだけなのでやめましょう。
今はほとんどの情報がスマホで得られて便利な時代ですが、
プロに任せるほうが早いし安上がり、っていうこともまだまだ多いと思いますよ。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
（毎日屋クリーニング店 店主）
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。
