キャッシュレス還元と言うけれど。
キャッシュレス還元と言うけれど。
10月から消費税10%がスタートしました。
その目くらまし政策(そうとしか思えません)として
中小企業店舗でのキャッシュレス利用者に最大5%還元
を声高にアピールしていますね。
でもこれ、各個人商店が個別に申請しないと承認店舗にはなれないんです。
結構煩雑な手続きで、特に高齢の商店主には結構な負担です。
9月30日の認証とほぼ同時にポスターセットが送られてきていたはずなのに、
また送ってきました。
今度は当店専用だそうです(*˙O˙*)
(わざわざそんなの要る?)
封書も合わせると4回目です。
紙の材質もとてもいいし、
何より対象全店舗に送っているとすれば
送料ってものすごい金額になりません?
これ全部我々の税金ですよ!
また、結局は中小企業者がキャッシュレスの手数料を
クレジットの利用会社に支払わなければなりません。
その手数料は概ね3%〜4%です。
3〜4%値引きするのと全く同じことです。
こないだテレビの街頭インタビューでもやっていました。
キャッシュレス導入をためらっているあるお惣菜屋さんの店主が、
その理由を
やはり
「手数料負担が大きすぎる」
と嘆いていました。
増税しても料金据え置きっていう店が多い中、
その分を料金に転嫁できるはずもなく、
一点単価が数100円の私達零細企業としては非常に大きな負担です。
当店でもそのポイント還元認証店になったわけですから、
その還元を狙ってクレジットカードやキャッシュレスの利用者が大幅に増えています。
このままではその手数料をカバーするために値上げせざるを得なくなります。
これでは本末転倒です!
キャッシュレス反対!、なんて声高に騒ぐつもりはありませんが、
せっかくここまで現金に信用の高い日本で、
なぜこんな手数料を我々中小企業が負担しなければならないんでしょうか?
そこまでして他国に倣わなくてはならないのでしょうか?
今こんなことを書いたら怒られるんでしょうか?
他国、特にキャッシュレス化の進んでる国の決済手数料が知りたいです。
めっちゃ疑問です。
こんなこと書いたらまたどこかから圧力がかかるんでしょうかね?
でもなんか腑に落ちません。
*Paypayのポイント還元は2019年10月17日現在まだ承認待ちです。悪しからずご了承くださいませ。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。