虫食いの次は・・・
虫食いの次は・・・
まず、こちらをご覧ください。
ビフォー。
白っぽいポツポツとした点が無数にあるのがわかりますか？
そうです。
先日お伝えした虫の次はカビです。
アフター。
カビはもちろん汚れが取れてワントーン明るくなりました(^^)v
続いてこちらはスーツです。
ビフォー。
ちょっと見にくいですがポケット周りと袖口にカビが・・・。
アフター。
写真が下手くそですね( ^_^ 
モアレも出て見にくいですが、カビ取り専用の特殊作業できれいに除去することができました。
今年の秋は雨が多いせいか、例年になくカビの事例がとても多いです。
実はカビも虫食い被害も、ほぼ同じ部位に発生します。
その服を着てちょっとでも外を歩いたら
何らかの汚れが必ず付きます。
特に男性は、トイレ。
ちょっと檳榔な話で恐縮ですが、
立って用を足すと、いくら気をつけていても
尿の飛沫がスラックスに付着します。
婦人服に多いのは、
お葬式などのように片付けを手伝うことが多いと思うんですが、
キッチンで洗い物をした時に
流した水の飛沫が袖口、前に付着します。
このように、自分では意識していない汚れが必ず付きます。
汗もそうですね。
そして、
意外な汚れとしては、
鳥の糞が肩に落ちて、そこにカビが発生したという事例もあります！
もうお察しかもしれませんが
その部位というのは、そう、シミ、汚れです。
どちらも、そのシミ、汚れを栄養にしています。
全く汚れていないところには
どちらの害も発生しません。
その服の出番が終わったら
お家洗いできるものは洗って、
家で洗えないものは
ちゃんとクリーニングに出してから
仕舞って下さいね！
って、私店長が繰り返して言うのは、
ただクリーニングに出して欲しいんじゃなくて、
こういう理由なんです。
(他にもまだまだ理由はありますけどね)
着る前じゃないですよ、
着終わったら、ですよ！
それでもカビが出てしまったら、
諦めないでご相談ください。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
（毎日屋クリーニング店 店主）
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。
