ほんじゃ何色?
ほんじゃ何色?
当店のある兵庫県尼崎市の桜🌸も散り始めになりました。
冬にしっかり寒い方がキレイに咲くらしいですね。
クリーニング業界も衣替えでいわゆる繁忙期に本格的に突入する、はずでした。
ところが、
ここへ来て緊急事態宣言(๑•́ω•̀๑)・・・
お客さん来ないし、
暇だし。
ということで、私店長の私服のブルゾンをクリーニング。
いわゆるMA-1、当時のレプリカなんですが、
結構忠実に再現してあって
ポケット袋の生地がレーヨン、中綿はウール素材
なのに袖のマークがドライクリーニングに弱いし、
何より変色しやすい素材なんで
ウエットクリーニングしないといけない少々手間のかかるヤツなんです。
こんな時でなきゃとてもじゃないけど繁忙期真っ只中に洗えません。
私が古着好き、アメカジ好き、なかでもミリタリー好きなのは
以前のブログで書いたことがありますが
アメカジ、ビンテージのクリーニング、お手入れで困ってる人、
当店にご相談くださいね(^^)v
ってちゃっかりアピールしてみる(笑)
突然ですが、ここで質問です。
ちなみにこのフライトジャケットの色はなんと言いますか?
ミリタリー好きなら簡単な問題のはずですが。
・
・
・
いかがでしょうか?
ほとんどの人が、
決まってるやん「カーキ色」やんか!
って、お答えになってませんか?
実はこれ、日本の独特の勘違いからがそのまま覚えてしまったんです。
このジャケットの色の本当の呼び名は
オリーブ色、オリーブドラブ、オリーブグリーンなどなど。
つまりグリーン、緑色系なんですね。
じゃあ、本当のカーキってどんな色?
カーキ(日: 泥濁色)とは「土埃」を意味する言葉で、主として軍服に用いられる淡い茶系色を指す。
Wikipediaより引用。
えーっ、茶色ってか、ベージュ色やん!
って思ったでしょ。
つまり、マッカーサーがレイバンのグラサンでコーンパイプ咥えて着てた軍服がカーキ色。
でもでも、
↓これが↓カーキ色、って言えば納得しません?
日本では、戦後、軍隊の色=カーキ色とごちゃ混ぜにされてきたようですね。
特に占領下で走ってたウイリスジープの色が↓↓↓↓
オリーブドラブと言います。
が、
やっぱりカーキ色?(笑)
通じればイイんですけどね。
でももし、
「そのカーキ色の服ええやん」
なんて言われたら、
「カーキ色ちゃうで。この色はね・・・」
って、ドヤ顔で教えあげてください。
たまには、こんな話題もいいですよね。
でも衣替え仕舞い洗いクリーニングは
来シーズンも着るためには
できるだけお早めに。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。