知ってて損はありません。新型コロナウイルスに対する代替消毒方法について。
知ってて損はありません。新型コロナウイルスに対する代替消毒方法について。
私店長が今期尼崎支部長を仰せつかった、
っていう話はこないだここでお話しました。
毎月第2水曜日に神戸市の三宮にあるクリーニング組合本部に出向いて支部長会に出席します。
会議室までほんの少し商店街を歩いたら、
マスクが50枚1,000円するかしないかくらいで山積みで売っているのを見ました。
巷ではマスクは随分手に入りやすくなったようですね。
でも、アルコール消毒液のほうはと言うと、
ちょこちょこ見かけはしますがが
まだまだ不足気味ですよね。
そこで。
7月度の会議に出席した時の資料で、
今、この時期に役に立ちそうなのがあったので紹介します。
この情報の元のサイトは、
nite(ナイト)製品評価技術基盤機構
新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会
長い💦
以上がここからの抜粋です。
要するに、アルコール以外の消毒剤を使う時は、消毒したい部分の汚れをよく取り除いてから、
ということ。
でも、忘れてほしくないのは、
流水の中でしっかりと石鹸で洗うのが最も有効な消毒手段なんです。
手術前の医師がたわしなどを使って入念に流水で手を洗っているのをテレビで見たことはありますよね?
その場では洗えない時に「洗えないから仕方なく」アルコールや次亜塩素酸などで代用して消毒するんです。
ここからは厚生労働省のホームページからの抜粋です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
(1)手洗い
まず、ウイルスは水で洗い流すことでかなり数を減らすことができます。新しい生活様式で、帰宅後の手洗いやシャワーをお勧めしているのはそのためです。石けんと流水による手洗いを行うことが最も重要です。手指に付着しているウイルス量は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1/10,000に減らすことができます。
手洗いがすぐに出来ない状況では、アルコール消毒液(濃度70%~95%のエタノール)(※)も有効です。一方で、次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)は、危険ですので、手指には用いないでください。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。
2)身の回りのものの消毒・除菌
熱水、次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)、アルコール消毒液による消毒をおすすめします。
これ以外で、家庭などで身近なものとしては、界面活性剤(いわゆる住宅用・台所用洗剤)でも、効果が期待できます。新型コロナウイルスに対して有効な界面活性剤としては、6月25日現在、9種類が新型コロナウイルスの量を減らせることが報告されています。
また、一定濃度以上の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの量を減少させることが独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)にて確認されました。目に見える汚れをあらかじめ落とした上で、1.拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水を使い、十分な量の次亜塩素酸水で濡らすことで、2.次亜塩素酸水の流水で掛け流す場合は、有効塩素濃度35ppm以上のもので20秒以上掛け流すことでウイルスの量が減らせるとされています。いずれの場合も、次亜塩素酸水が残らないよう、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
界面活性剤の具体的な名称やその濃度、次亜塩素酸水を使う際の注意事項などについては、下記にお示しする各種ホームページで確認してください。また、具体的な用途や使用上の注意については、製品に記載された情報を確認の上、正しくお使いください。
製剤製品によって、特徴や使用方法が異なるので、ウイルスの数を減らし、身の回りを清潔に保つため、うまく組み合わせて、活用しましょう。
ちなみに次亜塩素酸について。
問3 次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は異なるものですか。両方とも新型コロナウイルス感染症対策に有効なのでしょうか。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は、全く異なるものです。いずれも「次亜塩素酸」を有効成分としていますが、混同しないようにしてください。
まず、次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ性で強い酸化作用を持ちます。市販されている家庭用漂白剤等が代表例です。
消毒を目的として使用する際には、正しく水で0.05%までに薄めた上で使用してください。また、素手で取り扱ったり、吸入したり目に入ったりすると健康に害を及ぼす可能性がありますので、絶対に行わないでください。
次に、次亜塩素酸水は、酸性で同じく強い酸化作用を持ちます。出荷される野菜の洗浄等に用いられています。
一定濃度以上の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの量を減少させることが独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)にて確認されました。目に見える汚れをあらかじめ落とした上で、1.拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水を使い、十分な量の次亜塩素酸水で濡らすことで、2.次亜塩素酸水の流水で掛け流す場合は、有効塩素濃度35ppm以上のもので20秒以上掛け流すことでウイルスの量が減らせるとされています。いずれの場合も、次亜塩素酸水が残らないよう、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
詳しい内容は、下記ホームページで。
今回は文章が長くなってしまいました。
ちなみに当店にもこの三点は常備していますよ。
いずれも噴霧は厳禁⚠️⚠️
です。
吸い込むと肺に重大な支障をきたします。
ご注意ください。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。