残念ながら「事実」です。
残念ながら「事実」です。
今年は暖かくなるのが遅いとは言うものの、
冬物衣料のクリーニング、いわゆる、
衣替え
が始まっています。
クリーニング屋さんが1年で最も忙しい時期です。
ここで昨今問題になっているのが、
最近どんどん増えている
合成樹脂を使った製品(衣類)です。
説明するのが下手なので(笑)
とにかく、以下の資料を読んでみてください。
新聞も特集記事が出ています。
まずこの4月10日読売新聞の記事です。
全国クリーニング組合が発行している毎月の業者向け機関紙3月号にも、
お客様にわかりやすく説明するためのツールが添付されています。↓↓↓
実は以前にも2回このお話をしています。
2018年1月のこちらの記事
と、
2017年11のこちらの記事
です。
それだけトラブルが多い割には意外と皆さんご存知ないようなので、定期的にお知らせしています。
要するに、
日本の気候条件の中ではポリウレタンを代表とする合成樹脂は、
着用頻度に関係なく約3年を過ぎると著しく劣化します。
着用条件によってはもっと早まる場合もあります。
*注意してほしいのは、服を買ってから3年ではなくて、この合成樹脂製品を製造してから3年です。
つまり、製造されたその時点から劣化は始まっている、ということなんです。
さらに、
これは資料にあるように
例えば、ユニクロシームレスダウンも、
例えば、ウン十万円するブランド製品も全く同じように劣化するんです。
買う時にそんな説明をされていませんよね。でも、
あなたのその服も例外ではありません。
だからといって、クリーニングせずに放置するのはもっと状況を悪くします。
着用すれば必ず皮脂や空気中の排気ガス成分などが付着します。それが劣化を促進する大きな理由のひとつなのでクリーニングで取り除かなければなりません。
合成樹脂を理解している信頼のできるクリーニング店で最も適正なお手入れをしてもらい、少しでも長く着られるように努力をしましょう。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。