マスク、マスク、マスク・・・
マスク、マスク、マスク・・・
当店の使い捨てマスクも、
ご多分にもれずとっくに枯渇してしまいましたが、
奇跡的に引き出しの奥から相当前に買ったと思われるガーゼマスクが1枚だけ発掘されました。
写真では分かりにくいですが長年の放置で中のマスクが少し黄ばんでいます(^_^;)
そこで昨今、手作りの布性のマスクがにわかに注目されていますが、
毎日使うには、当然洗わないと気持ち悪いですよね。
洗剤メーカーの花王がアタックの公式アカウントリンクで布マスクの洗い方を紹介しているのを偶然発見したので紹介します。
1、標準濃度の洗剤で十分間浸漬、その後水道水のため水ですすいで水気を拭き取る
2、塩素系漂白剤のキャップ7分目(15ml)を水1Lに溶かした液にマスクを10分間浸漬
3 、水道水を用い十分にすすぐ
4、清潔なタオルに挟んで水分を吸い取る
5、形を整えて干す
そしてこの時に大事なのが、
- 必ず炊事用の手袋を着用して
- 複数のマスクを1度に洗わない
- 洗濯液の飛沫に接触しないように密閉できる容器で処理する
- 潜在的にはウイルスが含まれている可能性があるため1L当たり15mlの塩素系漂白剤を加え10分放置した後に捨てる
- マスクを洗濯した後は十分に手を洗う
- 色物柄物は変色する可能性がある
- 洗剤使用量の目安は、各洗剤のラベル表示で確認すること
です。
複数のマスクを1度に洗わないようにするのは、
「症状の出ていない人を含めた感染者のマスクを一緒に洗うことによる感染リスクを低減するため、複数のマスクを1度に洗うことは推奨していません」
ただし、これはあくまで
「翌日の使用に備えて、マスクに付着したウイルスを活性化させる」
ために行うものだそうです。
ですから、
[今回紹介したのは、あくまで木綿素材を想定した布マスクの洗い方で、
「使い捨てマスク」については、ウイルスを防ぐ機能が低下するため、再利用は基本的に勧めない]
というスタンスです。
ただ、私店長個人は、使用済みの使い捨てマスクしかない、でもどうしてもマスクがいるんだよ!っていう時の緊急避難的措置には応用できるかなって思います(くどいですが私見です)。
今回紹介した、漂白剤は塩素系の衣料用漂白剤とのことです。
ちなみに、
厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A」によると、手などの皮膚の消毒を行う場合には消毒用アルコール(70%)、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効である、と書いてあります。
ちなみに、
「0.1%溶液の作り方」乗せときますね。
原液濃度が5%の場合
しっかり洗った500mlのペットボトル1本の水に原液10ml(ペットボトルのキャップ2杯)
くれぐれも塩素系漂白剤の取り扱いには注意してくださいね。
【この記事を書いている人】
平櫛 貴夫
(毎日屋クリーニング店 店主)
兵庫県尼崎市でクリーニング店を営んでおります。
地域の方から頼りにされ、地域に恩返しできるクリーニング店を目指し、「洗い」と「仕上げ」にこだわりを持って運営しています。